-8.シャンプー-



今日はお互い休みで仲良くショッピングに行ってきた。

買いたかった物も買えたし、なんといっても久しぶりのデート。

かなり大満足な私。

やっぱり一緒に出かけるって楽しいよね。

でも、賢は私の買い物に付き合ってお疲れ気味みたい。



「何で女の買い物は長いんだ。

1度決めたんだったらすぐ買えばいいのに。」



と、ため息混じりにボソッと言っているけど、何だかんだ言いながら私に

付き合ってくれる。

久しぶりに一緒に買い物に来て私が行きたい所に付き合ってくれたんだから

お返ししないといけないよね。







「賢、お風呂準備できたよ。先に入りなよ。」

買い物先から私の家に帰ってきて、家に着いた途端ソファーで横になって

しまった賢にそう呼びかけると、ゆっくり身体を起こしながら座り、

「お先に。」

そう言ってお風呂場に向かった。



今日は、賢が好きな入浴剤を入れているから、喜んでくれるだろうと

想像して、夕食を作りながら私は、1人でニヤついていた。

さっきポチャンと入浴剤を入れた所だから、今頃シュワシュワ泡を立て

ながら入浴剤が溶け始めている所だと思う。

賢は入浴剤から出る泡がお気に入りみたいで、泡の上に足の裏を

近づけたり、手に持ってりして、泡を楽しんでいる。

最初知った時ビックリした。

だって、賢のキャラじゃないから。

でも、私にだけ見せてくれた姿がうれしいと思ってしまう私は、

結構重症かもしれない。

普通に考えればおかしな趣味だけど、それを知ってうれしいとか、

かわいいとか思うなんてそれこそ私のキャラじゃなかったはずなのになぁ。

賢に会って私は、自分らしからぬ感情を持つことが多くなったように思う。

ふとした時に思うこと、それは、好きな人が出来たら意外な発見がある

ということ。

だからお付き合いというものはやめられないのかな。

「美奈子上がったから入れば?」

「入浴剤どうだった?新作だったんだけど。」

「まーまー。」

そう言って賢はソファーに座り、テレビをつけた後、すごい勢いで髪を

拭きだした。



気に入ったんだ。

そんなに照れなくてもいいのに。



賢の様子がおかしかったけど、ここで笑ったら機嫌悪くなっちゃうのは

分かってたから笑いをこらえたままお風呂場へ向かった。





お風呂から上がった後、夕食を食べて洗い物を片付けた私は、ソファーに座る

賢の隣に座った。

仲良く並んで座ったまましばらくテレビを観ていると、

「今日の入浴剤匂い気に入ったかも。」

と、賢がテレビを観たまま言った。

「そうだね、私も気に入ったからまた使おうかな。」

「よろしく。

あと、シャンプーも変えただろ?」

「うん、新しいのが出てたから試してみようと思って買ったの。」

「今度から使えば?」

「気に入ったの?」

「匂いが俺好みだから。美奈子からいい匂いがするのはいいよな。」

「何だか今まではいい匂いじゃなかったみたいに聞こえるんですけど。」

「そんなことないし。

今までも良かったけど、さらに良くなったってことだよ。」

「そうかなぁ。」

「そうだよ。

だから、もっと近づきたくなるよ。」

そう言って賢は私の髪にキスをした後、ゆっくりと私に覆いかぶさり

押し倒したかと思うと、いろんな場所にキスをした。

そして私達は、今日も仲良く過ごしたのでした。







odai:Heaves



この2人の話続きます♪




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