うれしはずかし初デート

「イルカかわいかったなぁ〜。一回触ってみたいけど、なかなかそういう機会もないしなぁ〜。」
「そういう場所はあるみたいだぞ。今度行ってみるか?」
「ホント!?絶対行く!」
「本当すきだなぁ〜倖は。じゃ今度一緒に行こうな。」
「うん!」
直喜と手をつないだまま水族館を回った後、近くにある海が見えるレストランで夕食を食べて、家に帰るため車に乗っている。
照れくさいままイルカショーに向かった後、私はかわいいイルカに夢中になり、感じていた照れくささは何処へ?と言ってしまいたくなるほど、自然に直喜と手をつないだまま水族館を満喫した。


ホント、昨日は奈々枝に電話して相談したりして落ち着かなかったけど、直喜と自然に過ごすこともできたし、良かった良かった。


車は高速を降りた後、私を家に送るため、見慣れた景色の道を通っている。
と思っていたけど、外をよく見ると、私がいつも通っている道ではない道を通っていることに気付いた。


いつも通ってる道じゃないんですけど!?でも見たことある道の気がしないでもないし。
って、直喜の家に行く道じゃないの!!


そのことに気付いた私は、直喜に抗議しなければと思い直喜の顔を見て口を開けて言おうとする私の行動が分かっていたように、私が直喜に抗議する前に直喜が口を開いて言い出した。
「さーち、今日はまだ終わってないのわかってるよな?これからは大人の付き合いの時間だ。これから俺の家でゆっくりと大人の時間を過ごそうな。
もちろん絶対服従の倖には拒否権はないからな。」
直喜の満足げな顔と台詞に私は思わず口をパクパクと金魚のように動かしている。
そんな私を気にする様子もなく直喜は、鼻歌を歌いながら車を自分の家に向かって走らせた。


な・なんなのよぉ〜大人の時間って!?絶対服従は水族館出た時に終わったんじゃないの?何する気なのよ!って、ナニですか!
大人の付き合いって事は!!


直喜の発言に動揺したままでいると、いつのまにか車は直喜の家に着き、駐車場に車を入れた後、私の手を引いて部屋に向かった。








部屋の中に入ると、1日閉め切っていたせいで部屋の中はむっとした暑い空気が溜まっていた。
直喜はクーラーをつけると、アイスコーヒーを入れてくれて部屋を出て行ってしまった。
私は1人部屋に残され落ち着かず、部屋をうろうろしたり、アイスコーヒーを一気飲みしたりして、ドキドキする気持ちを落ち着かせようとしたけど、


あー、こんなことしても落ち着くわけないしっ!こっちは恋愛初心者なんだから、どうしたらいいのかわからないってのっ。
あうぅぅー、これ以上私は何をさせられるの?
そりゃー子供じゃないんだから、この後にある行為で考えられるのは1つなわけで・・・。


「倖。」
「ひゃいっ。」
色々考えていた所に直喜から急に声を掛けられてまともに返事が出来ない私を手招きして呼んでいる。
私は手招きされるまま直喜の所に行くと、直喜に連れられて行った所はお風呂場だった。
「じゃ倖。お風呂入ろうか、一緒に。」
「はい?一緒!?何で一緒に入らないといけないのよ!1人で入りなさいよね!」
「何でだよ、恋人同士一緒に入るのは別におかしいことじゃないだろ。」
「わざわざ一緒に入る意味がわかんないのよ。」
「仲良くするためだろうが。倖が嫌がっても倖は俺の言うことは聞かないといけないんだから、一緒に入ることになるんだけどな。」
直喜はそう言いながら私の洋服に触れてきた。


なんなのよその手はっ。


私は直喜の手を払いのけようとしたが、直喜に手をつかまれできなかった。
直喜は気にしている様子もなく、目を細め項垂れながら、
「倖は1度言ったことは守ると思ってたのにな。それなのに守れないんだな。残念だよ。」
と言ってきた。


私が言ったことを守らない?そんなわけないでしょうがっ。


「なーに言ってんのよ。私が言ったことを守らなかったことないでしょうがっ。
一緒にお風呂が何よ、全然は入れるわよっ。」
「そうだよなぁ、入れるよな。じゃ今から入るから、洋服脱ごうな。」直喜はククッと笑いながら私の洋服を脱がせ始めた。
「ちょっ、自分で脱げるわよっ。直喜外に出ててよっ。私がいいって言ったら入ってきてよねっ。」
「まー、そのぐらいは譲ってやるよ。」
そう言って直喜はお風呂場から出て行った。


なんでいつも私はこうなのよぉ〜。自分のこの性格が憎いっ。
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