嫌い嫌いも好きのうち

キスの後、私は膝が笑ってしまっていたので、1人で上手に歩くことができず、佐藤に支えられながら、実はお酒を飲んでいない佐藤の車で、佐藤の家に連れて行かれた。
連れて行かれる間に、何とか私の膝は元に戻り、佐藤の家には、自力で入ることができた。
初めて入った佐藤の部屋は、黒と白でまとめられたスッキリした部屋だった。
しかも、男の1人ぐらしなのに、部屋はきれいにかたずけられていた。


なに、このきれいに整った部屋は。おかしくない?やっぱりさっきのは嘘で実は・・・。
なんてことはないでしょうね!?


そんなことをぐるぐる考え出してしまった私に佐藤が、
「どうした?急に静かになって。」
と、お茶を持ってきながら聞いてきた。
「別に、ただ、男の1人ぐらしなのにきれいだなぁと思って。」
私はうつむきながら、ボソボソと自分が疑問に思っていたことを話した。
すると佐藤は、いつものようないじわるな顔で、
「なんだ、お子ちゃまは焼きもちか?」


うっ、なんなのよ、その顔は!


「誰が焼きもちなんか妬くのよっ。大体なんで私がでか男の部屋なんかにいなきゃいけないのよっ。」
と言って、私は部屋から出ようと立ち上がった。
すると、立ち上がった拍子に佐藤に後ろから抱きしめられてしまい、私の目的は、達成されなかった。






「なにすんのよっ、私は帰るんだから離してよっ!」
私は、佐藤の腕から抜け出そうとまたもやバタバタともがいたが、そんな私の動きを止めるかのように、
「どこに行くんだ?倖は俺の物になったんだろ?」
と佐藤が耳元で囁いた。
私は、佐藤の作戦だったのかわからないが、その囁きに動きを止めてしまった。
「だ・誰があんたの物になったのよ!」
「ったく、いい加減素直になれよ。俺の物になるってしっかり言ったぞ倖は。」


うん、確かに私はいったのよね。
でも、この天邪鬼な性格が素直にさせないんだものっ。


「大体、倖、倖ってなんで名前で呼んでんのよ。」
と、私は、最後の悪足掻きをしてみた。
「俺のモンの名前を呼んで何が悪いんだよ。
それに、今から倖は、身も心もどっぷり俺の物になるんだから、覚悟しとくんだな。」


覚悟ってなによっ、


と思い佐藤の方を振り向くと、また、キスをされてしまった。
「んっ・・・、はぁ・んぁ」
佐藤に舌を吸われ、頭が真っ白になってきた私は、さっきと同じように、吐息のような声を出しながら、佐藤にもたれ掛かってしまっていた。
「倖、お前は俺のもんだってよく分からせないといけないみたいだな。」
そう言ってふわっと私の身体をに持ち上げた佐藤は、お姫様抱っこの状態で、私をベッドに連れていく。
寝室に着き、ゆっくりとベッドの上に下ろされ、再びキスをされた。
今度は、優しく唇の触れるキスを何度かされたかと思うと、私の口の中に佐藤の舌が入ってきて、私の舌に絡めてきたり、吸ったりと、頭の中は真っ白な状態が続いていた。
そんな状態の私の胸に、佐藤の手が触れてきた。
「っや・・ちょっと、なんでそんなとこ触るの!?」
と佐藤の手を握った。
「だから、俺のモンの触って何が悪いんだよ。いい加減覚悟決めろ。」
佐藤は、私の手を退けながらまた胸に触ってきた。
「だから、そうじゃなくて・・・。っ初めてなのっエッチするのがっ!」
私は顔を真っ赤にしながら叫んだ。
すると、佐藤は、いつものいじわるな顔ではなく、今日初めて見せた、優しい顔で、
「知ってるよ、だから、優しくしたいんだ。それに、やっと倖を俺の物にできるんだ。
このまま止めるなんてできない。俺を信じて、俺の物になってくれ。」
と、佐藤は私の頬に優しく触れながら言った。


佐藤、私も佐藤の物にして欲しいよ・・・。


「うん、佐藤を信じる。佐藤の物になる。だから、優しくしてね。」
と佐藤の肩に両手を掛けながら引き寄せ、耳元で囁いた。
「わかった。それと、佐藤じゃなくて、直喜だろ?俺もお前の物になったんだから。」
と、佐藤は言った。


そうよね、もう恋人同士になったんだから、そう呼んでもいいんだ。


「うん、直喜。」
と答える私に、
「倖、ずっとお前を俺の物にしたかった。」
と言いながら、直喜は、上手に私の洋服と下着を脱がせて、いわゆる、生まれたままの姿に私をしていった。
「っや、そんなに見ないで。恥ずかしいから。」
と布団の中に潜りこもうとする私を、
「きれいだよ。」
と言いながら、布団の上に両手を上げられ、直喜の大きな左手で押さえ込まれてしまった。
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