-7-



私が潤一郎先生を外にお見送りしている時家の中では、夢と愛は今日

情報収集した内容をお姉ちゃんに話していた。





「まみ、たいへんだぞ。じゅんいちろうにはすきなひとがいるらしいぞ。」

「そうなんだよ。まことちゃんにもいえないし、どうしよう。」

「そっか好きな人いるのか。でも私達が悩んでもしかたないわよ。

こういうことは、なるようにしかならないんだから。

さてと、お風呂でも入ろうかな。一緒に入る?2人共。」

「「はいらない!まことちゃんとはいるの!!」」

「そうですか。母より叔母さんを取るのね、ママ悲しい。」

そんな悲しそうな顔もせず言うと、真美はお風呂場へ向かった。





真美がお風呂場へ向かった後夢と愛は、コソコソとナイショ話を始めた。

「なんだよまみのやつ、じぶんのいもうとのことなのに。しかたない、あい

おれたちふたりでまことちゃんのキューピットにならなくちゃなっ!」

「そうだよっ!まことちゃんのためにキューピットにならなきゃっ!!」

「「キューピットがんばるぞ、おーっ!」」

夢と愛は掛け声と一緒に腕を高く上げた。





「どうしたの2人共大きな声出して。」

潤一郎先生のお見送りが終わった後家に入ると、夢と愛が大きな声を

出して手を掲げている姿に驚いてしまった。

驚いている私に夢と愛が焦ったように言った。

「「なんでもないよ、ちょっとおおきなこえだしただけ。」」


何してるんだか。また何かイタズラでも考えてたのかな?

子供の行動は奥が深くて読めないわ。


「あれ、お姉ちゃんは?」

「まみはおふろにはいってるぞ。」

「そうなの?2人共一緒に入ればよかったのに。」

「わたしまことちゃんとはいるの。」

「おれもまことちゃんとはいる。」

「そう?じゃ、お風呂から上がってすぐ寝られるように歯を磨いて

おこうか。」

「「そうしよーっ。」」

夢と愛は元気よく返事をして、洗面所まで走っていった。





お風呂から上がり水分も取った夢と愛は、おやすみと言って布団の中に

入った。

布団の中に入ったからといってすぐに寝るのではなく、真琴と潤一郎の

キューピットをするための話し合いをしていた。




「ゆめ、キューピットってなにしたらいいんだろ?」

「そうだなー。」

夢はうーんと唸りながら考えていた。

「そうだ!じゅんいちろうにまことちゃんのいいところいっぱいいったら

いいんだよ。」

「いいところをいったらうまくいくの?」

「そうだよ!だっていいところがいっぱいわかればすきになるかも

しれないだろ?わるいところがおおいひとよりは、いいところが

おおいひとのほうがいいだろあいも。」

愛は大きく頷きながら夢を見た。

「あいもいいところがいっぱいあるひとがいい。じゅんいちろうも

きっとそうだよねっ。ゆめあったまいー!」

愛の褒め言葉を聞いて夢は、えっへんと言いながら得意そうな顔

をしている。

「らいしゅうほいくえんにいったら、このさくせんをじゅんいちろうに

やるんだぞ。いいな、あい。」

「うんわかった!まことちゃんのためにもがんばらなくちゃね!!」

「ふぁぁふ。さくせんがきまったらねむくなってきちゃった。」

愛は欠伸をしたあと目を眠そうにこすりながら言うと、夢も愛の

欠伸が移って同じように欠伸をしながら、

「おれもねむくなってきた。もうねようぜ。」

「うん。おやすみ、ゆめ。」

「おやすみ、あい。」

夢と愛はお互いおやすみの挨拶をした後すぐに、夢の世界の住人に

なっていた。





私はお風呂から上がった後、夢と愛と同じように水分を取って

自分の部屋に行き、ベッドの中に入った。

入って寝ようとしたけど、興奮してしまって身体は疲れてるのに

頭が眠りに入ってくれないでいた。


今日は潤一郎先生に私の料理を食べてもらっておいしいって

言ってもらえてうれしくて興奮が静まらないや。

また潤一郎先生に私の作ったご飯食べてもらいたいな。

それに、緊張してあんまり潤一郎先生のこと聞き出せなかったし、

今度の時はもう少しプライベートなこと聞き出さなくちゃ。

もっと潤一郎先生とお近づきになって、潤一郎先生に告白して、

うまくいけば彼女になれたりしてっ!


私はドンドン想像を膨らませながら、眠れない夜が過ぎていった。





Novel

Next

Back




検索サイトから来られた方は、 こちら からTOPへどうぞ。