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夢と愛にホットケーキを作った後、2人と遊んでいたら眠くなって

しまい、いつの間にか3人で眠ってしまっていた。



「ただいまー。お腹すいたよ〜、早く何か食べさせて〜。」

声が聞こえて起きると、お姉ちゃんが寝ている私達に倒れこんで

きた。


くっ、苦しいからお姉ちゃんっ。


倒れこんできたお姉ちゃんをなんとか退かせて、2人を救出する

ことができた。

「もー苦しいじゃないのっ。」

「だって〜、お腹空いてたんだもん〜。」

「そうだったとしても、倒れこんでくることないでしょうが。

夢も愛も潰れそうだったわよ。」

「え〜、大丈夫よ〜。ねー2人共。」

お姉ちゃんは2人を首をかしげながら見ながら言った。

「くるしかったよ〜。」

「そうだよ。まみもかんがえてこうどうしろよな。」

「は〜い。じゃ、改めてただいまの挨拶を。」

そう言ってお姉ちゃんは、2人を引き寄せ自分の頬を2人の頬に

つけて、ただいま〜と言いながら頬ずりをしていた。


仲がいいことで。2人共うれしそうだしね。

あっ、寝てたから夕飯作ってないっ!


大変なことを思い出し、お姉ちゃんにそのことを伝えると、

「え〜、お腹空いてるのにー。早く作ってー。」

そう言って寝たまま手足をバタつかせている。


子供ですかあなたは。

まー予想していた行動だけどね。


お姉ちゃんの行動を見て、夢も愛も同じ行動をしている。

「「おなかすいた〜、はやくつくって〜。」

「はいはいわかりました。何食べたい?お母さんお腹空いてるみたい

だから、すぐできる物作ってあげたいんだけどいい?」

「「うんっ!じゃーオムライスっ!!」」

「よーしっ!すぐ作るからね。」

私はそう言って、台所に向かった。

夢と愛の笑顔には和まされるわぁ。なんでもしてあげたくなっちゃう

のよねぇ、あの笑顔見ちゃうと。

でも、お姉ちゃんは家で見てる限りは我が姉ながら、とても仕事を

バリバリにやってる人には見えないわ。

まー頑張って仕事してきたんだろうし、おいしいオムライス

作ってあげなくちゃね。



私は両親と暮らしている時から、料理を作るのが好きでよく作っていた。

お姉ちゃんは私とは逆で料理が苦手だ。

一緒に暮らすようになって1番喜ばれたのは、料理を作ってあげている

ことだ。

料理を作るのは好きだし、苦になったことはない。

作った料理をおいしそうに食べてもらうのはうれしいしね。



「おまたせー。できたよ。」

「「「わーい!!」」」

お姉ちゃんと夢と愛が声を合わせて喜んでいる。


お姉ちゃん子供じゃないんだから。でも、そんな所がお姉ちゃん

らしくていいのかもね。


お姉ちゃんは仕事人間だけど、ギスギスした所がなくてとっても

明るく楽しい人だ。

私はそんなお姉ちゃんのことが昔から大好きだ。



「おいし〜。真琴やっぱり料理上手だよねぇ、これだけ上手に

作れるならお嫁さんにすぐなれるわよ。いるんでしょ好きな人。」

お姉ちゃんはニヤニヤしながら私を見ている。

私はお姉ちゃんの言葉に動揺してしまい、食べてたオムライスを

口の中から吹き出してしまった。

「なんでそんなこと知ってるのよっ!」

「だって聞いたんだもん。」

「誰によっ。」

そう聞くと、お姉ちゃんはゆっくりと夢と愛を見て指差した。


なんでこの2人が知ってるのよっ!


「まことちゃんじゅんいちろうのことすきなんでしょ?」

「すきにきまってるだろ。まいにちおむかえにきたとき、

うれしそうにじゅんいちろうとはなしてるんだから。」

「何でそう2人は冷静に分析してるのよ。」

私はがっくりと首を下げながら2人に言った。


今時の子供って・・・。


「やっぱり当たってたんじゃないの。なんで経験豊かなお姉さまに

相談しないのかな真琴ちゃんは。」

「そうやって面白がるからでしょ。」

「そんな面白がるなんて、真琴ちゃんお姉ちゃんのこと誤解してるわよ。」

「誤解してません。お姉ちゃんのことはよく知ってるもの。」

「まーなんてこと言うのかしら。でも、間違ってもないわね。

やっぱり気になるじゃないの姉としては。」

お姉ちゃんは心配そうな顔をして話を続けている。


このパターンは、全部わかって言ってるわね。

お姉ちゃんには昔から何故か隠し事ができないのよねぇ。

いつのまにかばれているし。


私はどうせばれているならと思い、潤一郎先生のことを話した。

お姉ちゃんは、ふんふんと言いながら私の話を聞いて、

「で、真琴ちゃんはいつ告白するのかな?」

「うっ、告白したいとは思ってるけど自信もないし、今の状態を

崩したくないとも思うし・・・。」

「真琴ちゃんそんなことじゃだめよっ!ここは押しの一手よっ。」

「そんなこといわれても。」

「でもまー、どうするかは真琴ちゃんが決めることだもんね。

真琴ちゃん、1つ助言したげる。今の状態っていうけど、いつまでも

その状態のままなんてありえないからね。潤一郎先生が急に恋人作ること

だって考えられるんだから、後悔しないように行動しなくちゃだめよ。」

お姉ちゃんは真面目な顔で私に助言をくれた。


確かにお姉ちゃんの言うとおりなんだよね。

潤一郎先生に恋人なんてできたらきっと立ち直れない。


お姉ちゃんの助言が頭の中でぐるぐる回っている状態の私は、

オムライスを食べることを忘れていると、いつの間にか

お姉ちゃんと夢と愛に私のオムライスは食べられていた。



お姉ちゃん、オムライス目的に助言したんじゃないでしょうねっ。





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