プレゼント


〜倖と直喜のクリスマス〜


クリスマス、やってきましたクリスマス。
去年は素直じゃない私が出てしまったけど今年はそういうことがないようにしようと心に強く思っている今日この頃。
今年は私も直喜も連休は予定通りにとれそうということで、2人で出かける予定になっている。
素直じゃない私でもいいと言ってくれる直喜、だからといってその言葉にいつまでも甘えているわけにはいかないと思いながらもあまり変化のないままクリスマスを迎えてしまう私。
明日は素直な私で過ごしたいと思ってはいるけどどうなることやら。













クリスマスイブイブに直喜の家に泊まり、クリスマスイブにイルミネーションを見に行くことになって私は、お泊まりセットを用意して直喜が迎えに来てくれるのを家で待っていた。
直喜の家に泊まるのは何度目なのか数えることもなくなるほど泊まっている私なので、お泊まりセットと言っても直喜の家に置いているものが多いせいか少ないものだ。
それでも用意しないといけないものはあるわけで・・・。
とりあえずクリスマスということで、可愛い感じの下着を用意して。
それと、これは持っていくかを悩んでいる物。
何かというと、奈々枝にもらった衣装なんだけど、これは着るにはかなりの抵抗がある。
うう、奈々枝、これ、着るんだよねぇ?
自分の分買ったからって別に私の分まで買ってもらわなくてもよかったんですけど。
そう奈々枝には言ってみたけど、
「まーまーいいから、佐藤さんも喜ぶと思うんだけどなぁ?これ着た倖見たら。
私はキャラ的に似合わないって言ったんだけどね、でも克己が見たいって言うから仕方なく買ったわけよ。
だから、せっかくなら倖にも着てほしいなぁと思ったのよね。
お金のことは気にしなくていいから、私からのクリスマスプレゼントと思って佐藤さんに存分にご披露しちゃって。」

奈々枝さん、仕方なくなんて言いながら楽しそうなんですけど?
私にこれを着ろと?
私こそキャラじゃないからっ!
私を巻き込まず2人で楽しんでほしかった!!

奈々枝に呼び出されて予想もしていなかった物を笑顔で手渡され、顔を思わず引きつらせてしまった私のことなどお構いなしの奈々枝。
神崎君の趣味なの?と聞いた私に奈々枝は、
「趣味っていうほどのものじゃなとは思うんだけど。
クリスマスどうする?って話をした時に偶然会話に出てきて私も着てみてもいいかなぁと思ったから一緒に買いに行ったのよ。」
「え?一緒に行ったの!?」
「え?駄目だった?」
「や、駄目じゃないけど。
これって、恋人同士で買いに行くものなの?
それにさっき仕方なく買ったって言ったくせに。」
「恋人同士で買いに行くのかと聞かれればそんなの私も分からないわよ。
でも、恋人に着てほしいって言われると断れないじゃないの。
とりあえず、倖の分も買ってきたんだからちゃんと着てね。」
やはりニッコリ笑顔を見せながら念を押してくる奈々枝に私は、
「はい。」
と不本意ながら答えていた。
そんな枠付きの物、これを直喜の家に持っていくべきか置いていくべきか、そのことを物を目の前にしながら悩み続けている私。
そうこうしている内に携帯が鳴り出し、直喜が到着したことを知らせる。

とりあえず持っていくだけ持っていって、着るタイミングがなかったことにしよう!

そう自分に言い聞かせて急いでバッグに詰め込み、直喜が待つ車まで急いで向かった。











直喜が運転する車に揺られて直喜の家に到着した私は、途中でスーパーに寄って買った材料を使って簡単な夕食を用意した。
本当はクリスマスの料理でもと思ったけど、明日は直喜が予約してくれたレストランに行くことになっているからその時にクリスマス気分を満喫した方がいいかと思って直喜に提案した。
直喜もそれでいいと言ってくれたのでいそいそと使い慣れてきた直喜の家の台所で作り終えた私は、直喜といつになく穏やかな夕食の時間を過ごした。
その後テレビを見ながら寛いでいると、
「そろそろ風呂に入るか。」
と、直喜が立ち上がった。
「今日は一緒に入らないからね。」
「別にいいけど?
じゃ、入ってくるから。」

え?いいの?
いつもだったら何だかんだ言いながら入るような展開になるはずなのにこんなあっさりとしてるなんてどういうこと?

拍子抜けするほど直喜があっさりとお風呂に向かったことに驚いてしまった私だったけど、どうして直喜が素直にお風呂に入った理由が分かるのは自分がお風呂から上がった時だった。




やられたっ!

お風呂から上がった私がまず思ったことはその言葉だった。
それはどういうことかと言うと、置いていたはずの私の下着とパジャマは無くなっていて、変わりに置いてあったのは、奈々枝から貰った物だけだった。
奈々枝から貰ったもの、それは、サンタの衣装。
女の子用のスカートの。
神崎君と親友の直喜はしっかりと私が奈々枝からこの衣装を貰ったことを聞いていたんだということがこれではっきりと分かった。

だからってこの衣装だけ置くってどういうことよっ!
大人しく1人でお風呂に入ったのはこういう訳!!

1人お風呂場で怒るというよりも慌ててしまっている私は、サンタの衣装を前にして立ちすくんでしまったけれど、いつまでもこのままじゃいられないと思い、裸のまま直喜の前に行くよりもと諦め、置かれているサンタの衣装に袖を通した。
「似合ってるじゃないか。」
恥ずかしくてスカートのすそを気にしながら歩く私に直喜は、そんな私の様子を楽しんでいるような表情を見せながら私の姿を見ている。
そのことが恥ずかしいやらムカつくやら複雑な心境の私。
「どうしてこんなことするのよっ!」
「こうでもしないと折角貰ったのに倖着ないだろ?
だから、親切な俺がきちんと用意してやったんだよ。」
「こんなの親切なんかじゃないわよ!!」
「そうか?
折角似合ってるのに着ない方が不親切だろ?
ほら、こんなに可愛いのに。」
「可愛っ」
立ったままになっていた私のそばに近づいてきて襟元に触れながら照れてしまうことを言うので思わず口ごもってしまう私。
そんな私の様子にニヤッと笑いながら、
「こんなに可愛い倖を見れるなんて楽しいクリスマスを過ごせそうだな。
でも、残念なことに脱がせたいと思ってしまう悲しい男心が勝ってしまうんだよな。」
「はい?」
「これ、俺からのクリスマスプレゼント。
武藤さんに代わりに渡しといてって克己に頼んどいたんだよ。
男が洋服を送るのは着たところも見たいけど、脱がせたいと思う気持ちの方が強いんだよな。
ということで、今からサンタな倖は俺においしく頂かれるのでそのつもりで。」
「おいしくって!っきゃ!」
私は直喜の言葉に気持ち後ずさりながらも楽しそうな表情をしながら私の秘部に触れてくる直喜の手に驚いて声を上げてしまった。
そんな私の様子さえも余裕な表情を見せながら指を奥まで忍び込ませ動き出す。
「やんっ、・・・はぁぁっ」
「色っぽい顔になってきてるな倖、首筋も赤く染まってきて衣装に合ってるよ。」
「んんっ・・・・っ」
私は動きだす直喜の指にピクピク身体を反応させ、感じてしまっていることを直喜に知らせる。
秘部から溢れだす物が直喜の手を濡らしているのが分かり、恥ずかしくなってしまうけど、感じだしてしまった身体は、直喜がくれる刺激を欲している。
そのことは直喜にも分かっていているくせに、
「もっと?」
と、私に答えさせようというのが分かる問いかけをしてくる。
答えるもんかっ!と頭で思いながらも直に胸に触れ、感じさせる動きを増やす直喜に吐息を漏らし、欲しいという言葉が口から自然と出そうになる。
「ふうぅん・・・、んんっ」
もう口から発してしまおうと思っている時、直喜から深い口づけをもらい言うことができず、ただ直喜の舌の動きに答えてしまう。
頭の中をぼっとさせながら秘部を濡らしキスを続けていると、ゆっくりと直喜の顔が離れていく。
「そんなに瞳を潤ませたら口で言われるよりもクルよ。
そんなに俺のこと欲しいんだ?」
「んっ、ふうっ・・・、ほ・・しいっ」
「俺も、倖が今すぐ欲しいよ。このままいくぞ。」
直喜は私が返事する間を与えずお互い立ったまま私の足を片足持ち上げ秘部に直喜の物を侵入させてくる。
奥まで届くような圧迫感に息を一瞬詰めてしまったけれど、動き出す直喜の物がじわじわと快感をもたらし身体を直喜に預けてしまう。
「あんっ・・・、はぁぁん・・・、っああっ!」
甘い喘ぎを紡ぎながら次第にお互いの息が荒くなるのを感じて身体を寄せ合う。
律動を繰り返し高みを目指し、イってしまった私は、直喜に身体を預けきってしまっていた。
その後ベッドに移動した私は、直喜にサンタの衣装を着たまま1回、脱がされて1回イかされて、指先を動かすのも億劫な状態までされてしまったけれど、直喜の腕に引き寄せられ胸の中に包まれ直喜の温もりの中気がつけば眠ってしまっていた。




次の日、目覚めた時に恥ずかしさがなかったわけではないけれど、
「メリークリスマス。」
と言って優しい目をしながら私を見つめる直喜に、
「メリークリスマス。」
と素直に答えていた私は、目的通り素直な気持ちでクリスマスを過ごすことが出来たのかな?なんて思っていたりした。


+おわり♪+


クリスマス企画第2弾でございますw
何だかんだで仲のいいこの2人、少しはいつもより素直になることができたかな倖?
なんて思いながら最後は締めくくってはみましたが、経過はどうだ?と思った方もいるかもしれませんが、それは言わない約束ということでお願いします(笑)





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